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Vol. 11・Yangzhou・Suzhou
上海からの小旅行、歴史の町と東洋のベニス

万博開催をきっかけに上海に行く方も多いと思います。
レトロな租界、最先端の浦東地区、そして万博と上海だけでも見どころたっぷりなのですが、上海駅から特急に乗って2時間ほど旅すれば、そこはもう1600年前に作られた宋代の古街もある鎮江の町。
「西津渡古街」と呼ばれる石畳の路地には、今に姿を残す元代のラマ教石塔と共に、お茶や書を売る店も建ち並び、歴史も生活もそこに息づいています。
狭い通りなのですが、静かな美しさをたたえ、夕暮れ時に散歩をしているとタイムスリップしたような気分になります。

朝から点心のご馳走がテーブルいっぱいに並ぶ「早茶」や
その名も「揚州炒飯」で有名な揚州グルメの数々

長江を渡った川向こうは揚州。清の乾隆帝が舟遊びに興じた痩西湖や鑑真和尚ゆかりの大明寺が有名です。 奈良の唐招提寺“鑑真和上坐像”は、万博に出展された後、しばしこの大明寺に里帰りするのだとか。揚州で私が気に入ったグルメは、まず「早茶」と呼ばれる朝食に食べる点心。朝から蒸籠で湯気を立てる飲茶を食べるのはこの地の習慣。豚の三枚肉のとろとろの団子やこれは麺?と思うような押し豆腐の千切りの入ったスープなど、ご馳走が並びます。そして、揚州炒飯として有名なチャーハン。こちらは調理の実演を見ましたが、たっぷりの菜種油と、金華ハムの出汁を使うのがおいしさの秘密。卵は先に炒め、海老や刻んだ野菜も入れ、ネギを最後に足すのもコツ。香ばしくておいしい。

さて、揚州では、一泊して痩西湖や運河の遊覧を楽しみ、そこからバスでもう一つの水の都、蘇州に向かいました。江南水郷の町として知られ、運河の両側に古びた白壁に瓦屋根の風情のある家が並びます。蘇州は、明清時代の個人庭園が数多く残っています。世界遺産でもある「蘇州四大園林」の中から、5万2千平方メートルと最大の広さを誇る「拙政園」を訪ねました。
大きな池のほとりに建つ東屋には見事な黒檀の家具が並びます。当時の持ち主の隆盛が伺えますが、一方、その豪華さとうらはらに意外と庭園の入り口が小さくて中が見えないようになっているのは妬みを買わないためとか。

蘇州のホテル、抜群の寝心地の秘密は名産のシルクの布団。
手作業での製作過程に驚く

蘇州で、お買い物したのは、特産品のシルクです。シルク工場では、目の前でものすごい数の蚕の繭から糸がつむぎ出されていきます。前夜のホテルで、そのふんわりとした軽さと温かさに感動した布団は、このシルクで出来た真綿布団でした。4人の工員さんが端を持って、真綿を均一に引き伸ばす作業は、あっという間に小さな綿が広がって魔法のよう。これが何枚も重なって、あの寝心地の良さが生まれるわけです。 国際都市上海からの小旅行、マルコポーロが東方見聞録で東洋のベニスと称した蘇州をはじめ、歴史と情緒あふれる江蘇省は、しっとりとした魅力にあふれていました。

取材協力
中国国家観光局

トラベル・ソムリエ
小野 アムスデン 道子
Profile
ロンリープラネット日本語版(メディアファクトリー刊)20タイトルを編集。自身の数多い海外への旅から、バリューのある楽しみ方を提案。日本旅行作家協会会員。
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